医療法人社団立靖会ラビット歯科

お知らせ

お知らせ

ラビット通信 第69号唾液が出にくくなるとおこる問題

唾液が出にくくなるとおこる問題

①虫歯が増える
唾液には、虫歯菌が出す酸を中和し、酸で溶かされた歯を再生する働きがあります。唾液が少ないとこの働きが弱くなり、虫歯が進行・増加する危険があります。

②歯周病が進行しやすくなる
お口の中には様々な細菌がいますが、普段は唾液の抗菌作用によって、細菌の増殖は抑えられています。しかし唾液が少ないと、毒性の強い歯周病菌が増殖し、歯周病が進行しやすい状態になってしまうのです。

③口臭が強くなる
唾液が減ると、お口の中の細菌が増え、口臭の元になる臭いガスを発生させます。

④口内炎が出来やすくなる
口の中は唾液によって保護・殺菌され、傷を修復して守られています。唾液が少ないことで、粘膜が傷つきやすくなると口内炎が出来やすくなります唾液は一日に1~1.5ℓも分泌されていると言われており、あなたのお口や全身の健康を支えています。自分で出来る対策にも限界があるため「口が乾く」「口内炎が治らない」「口がネバネバする」など心配な時は早めの歯科受診をおすすめします。

唾液を出すためには?

media

SMTは試験紙を用いて、むし歯菌・酸性度・緩衝能・白血球・タンパク質・アンモニアの6項目を測定します。
〔むし歯菌〕
むし歯菌が多いと、歯の表面に歯垢(プラーク)が付着しやすく、歯の健康を損なうことが知られています。
〔酸性度〕
唾液の酸性度が高いと、口腔環境は酸性になり、エナメル質などの歯質が溶解(脱灰)しやすいことが知られています。

〔緩衝能〕
唾液には、むし歯菌や食物由来の酸を中和する機能がありますが、その働きが弱いと、エナメル質などの歯質が溶解(脱灰)しやすいことが知られています。

〔白血球〕
歯と歯ぐきの間で細菌や異物が増加すると、生体の防御作用により唾液中の白血球が増加することが知られています。

〔タンパク質〕
口腔内細菌や、歯と歯ぐきの間にあるバイオフィルム(プラーク)の影響により、唾液中のタンパク質が多くなることが知られています。

〔アンモニア〕
口腔内の細菌総数が多いと、唾液中のアンモニアが多くなることが知られており、口臭等の原因になるといわれています。


PREV INDEX NEXT
PAGE TOP